脂肪酸とは

2016/08/18

石鹸専門用語「脂肪酸」について

脂肪酸とは、油脂の構成要素

脂肪酸は、体内に入ると脂肪組織の中にエネルギー源として蓄えられます。
脂肪酸には幾つかの種類があり、摂取量が不足した場合に体内で合成されるものもあります。

脂肪酸の種類には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、
不飽和脂肪酸には単価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸があります。

つまり、
脂肪酸は、飽和脂肪酸と3つの不飽和脂肪酸に分類されるのです。

飽和脂肪酸

代表的な飽和脂肪酸は、パルミチン酸,ステアリン酸など。
この脂肪酸は、動物性脂肪に多く含まれ、植物ではココナッツオイルに多い。
飽和脂肪酸は溶け始める温度が高いため、飽和脂肪酸を多く含む油脂は常温では固体のものが多い。

オメガ9単価不飽和脂肪酸

代表的な単価不飽和脂肪酸は、オレイン酸、パルミトレイン酸。
オリーブオイルや菜種油に多く含まれる。オレイン酸は人間の皮脂に近い組成を持つ酸なので、肌に馴染みやすく、角質の潤いを保つ「セラミド」の働きを助ける特徴があります。

オメガ6多価不飽和脂肪酸

オメガ6脂肪酸は必須脂肪酸。
オメガ6脂肪酸は、体内で合成できないため、食物から摂取する必要がある。代表的なオメガ6脂肪酸は、リノール酸。大豆油、とうもろこし油に多く含まれる。

オメガ3多価不飽和脂肪酸

オメガ3脂肪酸も必須脂肪酸。
代表的なオメガ3脂肪酸は、ドコサヘキサエン酸(DHA)。青魚に多く含まれ、亜麻仁油、荏胡麻油にも含まれている。

脂肪酸一つ一つに特徴があり、この配合によっても石鹸の使い心地が変わります。

-石鹸用語集

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