偽(にせ)トレースとは

2022/03/14

石鹸専門用語「偽トレース」について

トレースが出た石鹸ダネ

石鹸作りにおいて、石鹸生地を混ぜて鹸化が進み、表面に泡立て器の跡が残るような状態になることを「トレースが出る」と言います。

トレースが出た状態になると、型入れの目安となるわけです。

石鹸生地の温度が低くなり鹸化が不十分で、油脂が凝固しているだけのトレースに似た状態のことを、「偽(にせ)トレース」または「疑似トレース」と呼びます。

偽トレースのまま型入れしてしまうと、鹸化が進んでいない石鹸ダネはモールドの中で簡単に分離してしまいます。

融点が高く、常温で固体の脂(ハードオイル)の割合が多いレシピや、石鹸を作る場所の気温が低い時に偽トレースは出やすくなるようです。

石鹸づくりを成功させるポイントは、しっかりとトレースを出すことです。

-石鹸用語集

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