牛脂(ぎゅうし)とは
2022/03/18
石鹸専門用語「牛脂」について
牛脂は、何百年も前から石鹸の原料として使われてきた原料です。
牛脂100%で作られた石鹸ですと泡立ちが悪く使いづらくなってしまいますが、ココナッツオイルと組み合わせることによって泡立ちの悪さをカバーすることができます。
日本で販売されている浴用石鹸のほとんどが、牛脂とココナッツオイルの組み合わせになっているのはそんな理由からです。
牛脂を使うと固くて溶けにくい石鹸になる
牛脂の特徴はステアリン酸という脂肪酸を多く含んでいる点。
ステアリン酸を多く含む牛脂を原料に使うと、固くて溶けにくい石鹸を作ることができます。
しかし、石鹸カス(金属石鹸)が出来やすい石鹸となってしまいますので、肌の上に膜がはったような重い洗い上がりとなってしまいます。
牛脂を使うと使用感の重い石鹸になる
牛脂の融点は、人間の肌の温度よりも高いので、肌にのったときは液体にはなりません。
植物オイルを原料とした石鹸とくらべて、牛脂を使った石鹸がかなり重たい使用感になる理由は融点の高さにあります。
牛脂入りの石鹸は毛穴を詰まらせる?
牛脂を原料とした石鹸を使うと毛穴が詰まる、という意見があります。
しかし、日本の水質(軟水)で使う分には本題ないはずです。
市販されている石鹸の多くに牛脂が使われております。
本当に毛穴が詰まるのであれば、とっくに社会問題になっているはずでしょう。
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